自己紹介
こんにちは、木工照明作家kokotottです。
Kokotott(ココトット)は1人の木工作家によるハンドメイドブランドです。
デザイン、素材作り、制作から仕上げまで一人で行っております。
これまでは家具を中心に製作を進めていましたが、「木を取り入れた照明」を作れないだろうかと思い、日々挑戦しています。

制作活動の中心であった家具は、今まで多くの方にもお届けしてきましたが、間接照明を自宅用に作り使っていた時に思ったことは、
- 綺麗、癒される
- 真っ暗じゃない事(帰宅時や夜中に目が覚めた時)が便利
- ペットのために、自分が帰宅が遅くなる時や寝ている時に真っ暗は不便かな?
- LED電球なのでコストもあまりかからない。
部屋の明かりが一灯だけのお客様と話をしていて感じたことは、間接照明に対して敷居が高いように感じました。
もっと気軽に取り入れていただければと思い、この度Creema SPRINGSにて広く知ってもらいたいと思います。
制作への思い
灯りがあれば良いとすれば何でも良いのか。このあたりの考え方は十人十色が当然です。
実用性や機能性、デザインなど。
自分が作るからには、「デザインをこだわりたいけどアートではなく実用性は必要。ありきたりではない。美しく」です。
お客様からは「すごい」「綺麗」と言っていただけますが、「とても繊細」「寂しさを感じるけれど、そこが綺麗」という感想は自分が納得する物を作っていますので「繊細、哀愁=性格?」
見透かされているようで少し恥ずかしくも思えますが、作品に個性が出ていることは嬉しいです。

光る花が生まれる経緯
家具を製作していると鉋(かんな)という道具をよく使います。
木を薄く、少しずつ少しずつ削り、木の表面を平らに綺麗にする道具です。
その削られて出た木のくずは、鰹節のように薄く、光を通すほどです。これを照明に取り入れられればとても美しいと思い試行錯誤しています。
薄すぎては形が維持できず、厚すぎては光を通しませんのでちょうどよく厚みを調整して削り出します。
重なり合うことにより陰影ができ幻想的になります。

花や茎、葉っぱの形、台の制作
薄く削られた木のくずを花びらの形に整え、花の輪郭を作り、内側から照らせば「夜に光る花」ができるのです。
外側から照らした「照らされた花」ではダメなのです。それ自体か光を出すので「nightのplants」なのです。
茎があれば灯りを高い位置にできます。そうすることにより、空間により光が広がります。
台の上に蕾がポツンとあるのも寂しく感じますので、茎の表面は少しザラッとさせて自然な感じを表現しています。
主役は花。四角の台、丸い台、植木鉢風。しかし台を簡素にしすぎるのも納得できません。
木目を活かし、シンプルで、主張を抑えて、全体の統一感を。
それらを踏まえてできた形は、葉っぱのような楕円な形。
側面と上面をなだらかに曲面にし、木目を主張。
角になる部分はその物の形をパリッと認識できるように、あえて丸みをつけずに、角が残るように研磨しています。

最後に
この度はご閲覧ありがとうございました。
ここまで読んでくだった皆さま、貴重なお時間を頂きましてありがとうございます。
今回のプロジェクトを通して初めて知って下さった皆さま、私の作品や想いをご覧いただきありがとうございました。
今後も沢山の作品を皆さまにお届けできるよう、日々努力してまいりますので、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。